ヒカルホタル

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きつねうどん発祥のお店「うさみ亭マツバヤ」

大阪の食文化に欠かせない「お出汁」

出汁のうまみをストレートに味わえるおうどんは、大阪を訪れた際にはぜひ食べていただきたい食事のひとつです。

BSフジで放送されていた老舗の食堂を紹介する番組「ニッポン百年食堂」で、きつねうどん発祥のお店として取り上げられたマツバヤさんがとても魅力的だったので先日訪れてみました。

きつねうどん発祥の店「うさみ亭マツバヤ」

心斎橋にある「うさみ亭マツバヤ」は、明治26年(1893年)創業の老舗の食堂です。

御堂筋から少し東へ入った通りにあります。

この日は少し遅めの昼食でしたので、お店にはすんなりと入ることができました。

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メニュー

うどん・そば

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どんぶり/冷やしもの

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「はいからうどん」、「かちんうどん」など私には馴染みがないメニューがいくつかありましたので、あとから調べてみました。

  • はいからうどん:天かすの入ったうどん→関東では「たぬきうどん」
  • かちんうどん:おもちの入ったうどん→「力うどん」

同じうどんでも関東と関西で呼び名がこのように違うことを初めて知りました。

「しのだうどん」の「しのだ」はきつねと同じく油揚げの呼び名ですが、こちらのお店ではお揚げ1枚が「きつねうどん」、2枚入っているおうどんは「しのだうどん」と呼ぶようです。

いただいた食事

  • きつねうどん 580円

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お寿司屋さんで働いていた初代がいなり寿司用の油揚げを別皿で提供していたところ、お客さんがうどんの上に乗せて食べたのがきつねうどんの始まり。

当時は「こんこんうどん」と呼んでいたそうです。

関西風の透き通ったお出汁は、2年寝かせた利尻昆布、屋久島のかつお節、さば節、ソーダ節などをブレンドしているとのこと。

麺は熊本県産の小麦と外国産の小麦をブレンド。足踏みで弾力をだす製法でもちもちでコシがあるうどんになるそうです。

油揚げは京都のお豆腐屋さんから仕入れ、お砂糖とお醤油で3日間しっかり煮込まれます。

ねぎは青ねぎで関西らしく、また小口切りではなく斜め切りなのもこちらのお店の特徴です。

お出汁にお揚げから甘みが染み出してきて自然とほっとするやさしい味。そのあとにお出汁の深みのあるうまみが感じられます。

あまりのおいしさにお出汁も全部いただきました。

  • おじやうどん 780円

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二代目が戦中の食糧難のときに人々のお腹を満たしたいと考案した「おじやうどん」

おうどんとご飯の両方がひとつの熱々の鉄鍋に入っています。

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きつねうどんと同じこだわりのお出汁に、鶏肉、かまぼこ、しいたけ、穴子、刻み揚げ、たまご、青ねぎ、紅しょうがと豪華な具。

美味しいお出汁をうどんとご飯両方で楽しめ、具沢山のこちらメニューはちょっと得した気分になります。

お出汁にたまごの黄身を混ぜるとよりマイルドな味になります。そこに紅生姜が味を引き締めてくれてこれはまた美味しい。味の変化も楽しめました。

さいごに

100年以上の歴史を持つきつねうどん発祥の食堂「うさみ亭マツバヤ」のおうどんは、こだわりが詰まった関西風の美味しいお出汁を存分に味わうことができます。

名物の元祖きつねうどんやおじやうどんは大阪観光でもぜひ味わっていただきたい一品です。

会計時に女将さんがそろばんを使っていた老舗らしい歴史を感じる光景が印象に残りました。

これからの季節は冷やしでツルツルっといただくおうどんも美味しそうですね。また訪れたいと思います。

www.hikaruhotaru.com

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